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~ikeda ayako & ayako's staff blog~
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好きな言葉ってありますか。

幼い頃は「朝」という言葉がとても好きでした。

「あ」、「さ」とその韻を声に出してみると、

口の中に新鮮で清らかなものがひろがるようで、すっとするのです。

それからすぐ知った言葉、「人は毎朝生まれ変わる」というのがあります。

小学生の頃、学校の音楽室に貼ってあったポスターの言葉です。

モノクロのアインシュタインの写真に、この言葉が一行だけ書いてありました。

当時この雰囲気のあるおじいちゃんがアインシュタインだということもまだ全然

知らなかったから、分かったときは記憶の中で繋がって変な感覚でした。

私がまだ幼かった時の記憶です。


「朝」と「人は毎朝生まれ変わる」

二つは別な感覚で、別なものとして心に持っていたのですが、

実は意味が同じだという説を最近知りました。

女の人が子を授かると、「十月十日」と言いますよね。

これを組み立てると「朝」になるんです。

「朝」は目覚める「生まれる時」なんだという説。

自分の感覚が繋がった感じがしました。

また、世界各国にも、太陽の光を浴びて生まれ変わるという伝説が、

数多く残っています。

言葉や韻って面白いです。




自分の本能にまかせて、「あっちだ!」と決めてたどり着いた道すがら、

デビューして、音楽を表してみると、考えたこともないような質問を

受けることが多くなっていきました。

「なぜ音楽を始めたのですか」
「これからどんな音楽をしていきたいですか」
「趣味はなんですか」
「どんなメッセージを届けたいですか」

「感覚に委ねて これだと思うことを」してたどり着いたことで、

何も言葉にしてこなかったから、戸惑いました。

自分て案外説明できないんだな...というような歯がゆさがあって。

だけど自分の心を問い詰めてみるとくだらない理由まで出てくる。

言葉にするという思考回路は難しいと知りました。


「好きな言葉」もそのひとつでした。

考えたことなかったけど、自分を励まし、助け、いつもお守りのように

繰り返し心にあったのは、あの日音楽室のストーブの煙突の向こうで、

子供だった瞳に何げなく映っていた言葉でした。

あのポスター、何のポスターだったんだろう。

生命保険か(笑)

知りたいんだけど、今も分かりません。

音楽室のストーブの温かさやホコリの匂い、ピアノやらオルガンやら

アコーディオンやら、怖い顔のベートーベンのポスターやら。

ティンパニーの向こう、バトンと一緒に壁に飾ってあったポスター。

「人は毎朝生まれ変わる」

今も鮮やかに蘇ります。

懐かしいなぁ。

先生、お元気ですか。

あのポスターは、間違いなく学校の備品ではありませんでしたね。

先生が「これはいい」と思ったから、飾っていたんですね。

今になって分かります。

先生が何気なく発信していたメッセージは、

生徒の心に今もこんなに強く残って、生きる力になってます。

私も、歌うことで先生に近づけるだろうか。

先に生きて、確実に導いてもらっています。

ありがとう、お元気ですか。
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言葉の記憶
子供の頃何気なく見たり聞いたりしたことが、大人になって、ふとしたきっかけで鮮明によみがえる事ってありますね。今は思いつきませんでしたがまた考えてみたいと思います。
朝という字が十月十日で形作られていうのは気付きませんでした。。誰かに話したくなりました☆
好きな言葉は「青春」です。大人になっても青春したいです!
ひこ☆ EDIT
at : 2007/09/24(Mon) 11:19:13
短いんですけど。
好きな言葉はちょっと語弊があるかもしれませんが、「活きる」ですね。「生きる」じゃなくて・・・。
フラワーブック EDIT
at : 2007/09/23(Sun) 21:18:09
like a Short Story
光あるうちに光の中を歩め(トルストイ)

好きな言葉というより、そう言われて
スッと出てきたのがコレ。
正確な意味はイロイロ難しいんでしょうけど
ワタシはこの言葉の中に人生の希望や、
反対に虚しさ、儚さも感じます。。。


 生体のリズムを司る体内時計は、日々の
生活の乱れで常にずれてしまう。
朝の光を浴びる事でそのズレがリセットされる
というのを聞いたことがあります。
スムーズに交感神経に切り替わり、活動的な
1日が新たに始まるというワケですね。

朝という漢字が十月十日で出来てるとは!
こういうのって好きですね~

ちなみに「つわり」って英語では、
“morning sickness”っていうらしい。
「朝」ツナガリです。あまり関係ないけどw

reiji EDIT
at : 2007/09/19(Wed) 19:38:54
直観と言葉
好きな言葉ですか。そうねぇ、例えば先日もレスのなかに書いた「尽人事而待天命」。実はとりたてて好きというほどのものでもないのですが。「やるだけのことはやった。あとは運まかせ。」そんな爽快な心境に達する瞬間って、そう頻繁にあるものではありません。大学の合唱団の練習では、演奏会やコンクールを前にして1、2度、そんな境地に達したことがありました。まぁ単なるアマチュアの自己満足ですが、忘れ得ぬ大切な記憶です。

さて、感じたことを言葉にするという点について。
アートの世界に限らず、大きな仕事を成し遂げるには、直観力が大事と私は考えています。
知識や経験から得たさまざまなものをフワフワと心に漂わせる中から、あるときそれがピピピッと一つの筋道に繋がり、目指すべき到達点が、フッと仄見えていることがある。
そこで次なる段階として、なぜそのような着想に至ったのかを自分の内側に問いながら、それを丁寧に一要素一要素ずつ解きほぐしながら、他者と共有可能な「言葉」へと翻案して行きます。言葉ってあくまで道具だから、はじめから、おのずと限界がある。直観で得たものは豊穣で複雑で、とても言葉なんかで分析し尽くせるもんじゃない。
そんな限界を承知した上で、道具箱のなかの単語や語法という各道具に磨きをかけつつ、より的確に自分の考えや気持ちを表現しようと、日々務める。それもまた楽しい作業ではないでしょうか。

なおなお、ベートーベンって確かに怖い顔してますね。何でだろ(笑)

そして「十月十日」ね。実はごく最近池田組でも… ウッフッフ、止めときます。報告は近々、本人から直々に行くことでしょう。超楽しみにして、お待ち下さいませ(笑)(笑)(笑)
かんぱち EDIT
at : 2007/09/19(Wed) 12:52:14
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