一生忘れない日

昨日受け取った音楽の喜びを、私は一生忘れないと思います。

和楽器ユニット「ZAN」のLIVEにゲストで参加をして、

その後、渋谷AXの相川七瀬さんのLIVEへ。

本当に本当に、最高でした！



ZANの名曲「YUYAKE」は、リーダーの遺作とも言える、大切な曲。

その和楽器の曲に歌詞を付けて歌わせてもらって、

こみちゃんの尺八と慎ちゃんのお琴と初めて合わさった昨日。

天のリーダーを近くに感じました。

そして悲しみの向こうへ渡って、

あの日話した未来を、

私たちはこうして奏で、生きていくんだと思いました。

毎年やくしま森祭りで森の中のキャンドルに一斉に光を灯す時、

いつもこの「YUYAKE」を流しています。

あの日の未来をちゃんと受け継いでいけるように。

初めの思いを、生きることの素晴らしさを忘れないように。

ZANは間違えなく、私に歌う意味をくれた人たちです。

本当に、ありがとう。


そして、その後AXへ。

会場に滑り込むと、ななさんの歌声がどこまでも突き抜けて響いていました。

鮮やかな色模様の「炎」のように見えました。

魂が踊るようなサウンドの中で盛り上がりも最高の温度に達して、

ダブルアンコール、ロックの世界から一変。

最後の最後に、あの曲がピアノ一本で流れ始めました。


「ひとつになって」という新曲。


屋久島の縄文杉を目指して１２時間の登山を終える山の中で、

ななさんが「あやこ、私の詞に歌を付けてほしいんだけど、やってみない？」

と言ってくれました。

後日歌詞を受け取って、その言葉と向かい合った日、

溢れる水のように導かれて一気に書き上げたのがこの曲でした。

本番のその歌は、ななさんの心の声となっていました。

同じメロディー同じピアノの世界なのに、

もう全く初めて聴くような「相川七瀬」の歌になっていて、

心が震えました。叫ぶように祈るように、歌う人。

感動して、しばらく席を立てなかった。

音楽って凄い、人の想いって凄いと、改めて噛み締めた瞬間でした。



この想いを受け取って、今度は私から音楽に乗せて伝えよう。

そうやって、風のように音楽が人から人へ続いていきますように。

みんな、待っててくださいね！！！