~ikeda ayako & ayako's staff blog~
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明日は、電脳コイルのエンディング曲「空の欠片」をレコーディングします。
5月12日からon air になるTVバージョンは既に出来上がっているのですが、
明日は、フルサイズを歌う日なのです。
今日は想い起こしてみています。
最初の感覚
この曲を書き下ろしたのは、去年の11月頃になります。
磯光雄監督との話し合いと、まだ劇中の音楽や効果音が一切入っていない
アフレコだけの映像を、何話か観せていただきました。
瞬間的に曲のテーマとメロディーが出来ていました。
物語に引っ張られて、ほとんど「反射」で生まれた感覚でした。
圧倒的な無力と不安と、
相反して
続く道のりと少しの希望のような脆いもの
この光と影が現実という輪郭を目に認識させてくれる。
繋がっていること
隣に誰かがいること
その危うさ
その手の無力と真実
キーワードが勝手に浮かんで、家に帰り30分くらいで
曲の最後までいけました。
頭で考えない「何かに直結している時間」に出来た曲は、
とてもすぱっとしていていいんです。
この曲もそうでした。
明日、その反射で、歌おうと思います。
ぼやけて灰色にならないように
色褪せない、鮮やかな色で、歌ってきます。
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天啓
通っていた美大の近くに音大があったんです。大昔のハナシですが。
国立という駅でしたけど、溜まり場の喫茶店で、美大生と音大生がしばしば芸術論みたいなオシャベリを楽しんでました。若かったですね~
何か、音楽VS絵画の優位論みたいな討論になって、負けず嫌いだったので理屈にもなっていない屁理屈こいて我を張っていました。
でも明らかに音楽に分があるのは分かっていたんですけれどね。
絵画が百の技術と百の理論で証明する事を、音楽は2つか3つの音階でいともたやすく表してしまう。
すべての芸術は音楽に憧れるというショーペンハウアーさんの箴言を持ち出すまでも無く。
音楽家の感性には元々歯が立ちません。
綾子さんの得た天啓に嫉妬したくなりますが、要はこちらも大いにその恩恵に与れるということで。
しかしスゴイ集中力ですね~
感性を持続しつつ曲想を色付けして一気に造形していくんですね。
確かに綾子さんの曲たちにはある意味、そんな潔さを強く感じることが出来ます。
早く聴きたいです。
国立という駅でしたけど、溜まり場の喫茶店で、美大生と音大生がしばしば芸術論みたいなオシャベリを楽しんでました。若かったですね~
何か、音楽VS絵画の優位論みたいな討論になって、負けず嫌いだったので理屈にもなっていない屁理屈こいて我を張っていました。
でも明らかに音楽に分があるのは分かっていたんですけれどね。
絵画が百の技術と百の理論で証明する事を、音楽は2つか3つの音階でいともたやすく表してしまう。
すべての芸術は音楽に憧れるというショーペンハウアーさんの箴言を持ち出すまでも無く。
音楽家の感性には元々歯が立ちません。
綾子さんの得た天啓に嫉妬したくなりますが、要はこちらも大いにその恩恵に与れるということで。
しかしスゴイ集中力ですね~
感性を持続しつつ曲想を色付けして一気に造形していくんですね。
確かに綾子さんの曲たちにはある意味、そんな潔さを強く感じることが出来ます。
早く聴きたいです。